STD(性感染症)や子宮の病気は不妊の原因となります

女性の4割が悩んでいる月経前症候群(PMS)の原因と対策

月経前の心身の不調

生理周期にまつわる問題として、多くの女性を悩ましているのが、月経前症候群(PMS)です。生理が始まる10日~数日前から、乳房が痛い、むくむ、体重の増加、下腹部痛、腰痛、頭痛、肩こり、便秘・下痢などの「身体的な症状」や、うつ状態、イライラする、不安、怒りっぽくなる、集中力が低下するなどの「精神面の症状」が現れ、生理が始まると治まる病気が「月経前症候群(PMS)」です。

PMSの発症にはさまざまな要因がありますが、女性ホルモンの一つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の増減がかかわっているとされています。さらに生活環境の変化なども関係しているとされ、仕事でストレスを抱えている人、親の介護や子供の進学などで心配事がある人などに多く見られます。

全女性の約40%は月経前に心身の不快な症状を経験しており、2~10%は普通の生活を送ることが難しいほど症状が重症化しているという報告もあります。

仕事をしている女性は、30代、40代になると社内でのポジションも上がり、責任も重くなります。それだけで十分なストレスがかかるのですが、そのうえ男性に負けないように働こうという意識が強い女性も少なくなく、それが結果的にPMSの悪化を招いています。

問診などからPMSと診断された場合、症状に応じてOC(低用量ピル)、抗不安薬(SSRI:選択的セロトニン再吸収阻害剤)などの向精神薬や漢方薬などを使って治療をします。日常的にもその間だけは無理なスケジュールを入れない、あるいは自宅でゆっくり過ごす時間を増やすなどの工夫をすることも必要です。適度な運動、カフェイン・塩分の摂取制限なども心掛ける必要があります。